アイキャッチはAIとの共同制作!プロンプトが導く「これだ!」の瞬間が爽快すぎる!プロンプト付き
昨日書いた記事「AmazonレビューがAIで一目瞭然に!最新の要約機能とは?」について、コメントをいただきました。
大変ありがとうございます。
「勝手にAIがレビューをまとめてて、驚きますよね。アイキャッチ画像がすごい。どうやって指示しているのか気になります!」
たしかにAIがレビューを要約してくれるのは、不思議な体験ですよね。
裏側では「大規模言語モデル(LLM)」と呼ばれる仕組みが働き、大量のテキストデータから「次に来る言葉はどれが自然か」を確率的に予測して文章を組み立てているそうです。
まるで連想ゲームのように言葉をつないでいくことで、気がつけば全体をうまくまとめあげてしまうようです。
AIが「空気を読んで」要点だけを抜き出しているように見えるのは、その仕組みのおかげなんです。
ただ、今回もう少しお伝えしたいのは「画像生成」のほうのお話です。
こちらは本当に「AIと私の共同制作」と言いたくなる体験なんです。
これがまた、まるで一緒に作品を作るみたいで、特別な感覚なんです。
まずは曖昧な言葉からはじめる
私がAIに伝えるのは、いつもざっくりした言葉です。
AIにプロンプト自体を作らせる場合もあります。
「青を基調に」
「未来感を少し」
「ふんわりやわらかい雰囲気で」
これが「プロンプト」と呼ばれるもの。
AIは「生成モデル」という技術で、無数のパターンから条件に合いそうなイメージを組み合わせていきます。
この段階は、まるで職人さんが「試し彫り」をしているようです。
荒削りで、意図と違うこともよくあります。
だからこそ、少しずつ言葉を重ねて調整していきます。
やさしい彫刻のように言葉を重ねる
「もう少し光を強めて」
「ふんわりした感じにして」
「構図はシンプルに」
そんなやりとりを重ねるうちに、余計なものが削ぎ落とされて、だんだんと芯の形が見えてきます。
まるで言葉で彫刻をしているみたいな感覚。
AIが差し出してくれる「可能性のかけら」に、私の手で形を与えていくような時間なんです。
そして、ふと「ああ、これだ」と感じる一枚が生まれる瞬間。
それは私一人ではできなかった風景で、AIだけでも生まれなかった形。
人とAIの感性が交わる「間」に、新しいイメージが輝き出すのだと思います。
AIとの共同作業は、小さなアトリエの時間
AIを使って画像を作る時間は、ただの作業ではありません。
更に言うと1回だけのプロンプトで、完成品には至らないのです。
何度も見返し、言葉を変え、調整して、思わぬ仕上がりに笑ったりする。
そんな、小さなアトリエで一緒に作品をつくるような時間です。
完成した画像には、私の想いとAIの解釈がゆっくり溶け合って、二人の小さな共同制作の証が刻まれている気がしています。
もし、あなたも試してみたいと思ったら
私もまだ試行錯誤中ですが、最後に、すこしだけポイントをお伝えしますね。
- プロンプトは大きく3つの要素で考えるとわかりやすいです
1. 被写体(何を描きたいのか)
2.背景(どんな場所や環境か)
3.雰囲気(明るい? 静か? 未来的?などの印象)
この3つを意識して言葉を選ぶと、AIがイメージをつかみやすくなります。
- 具体的な言葉を使うこと
「青い未来感」だけよりも、「青色のグラデーションで、静かな光が差し込む未来都市」と細かく描写すると、AIが近いイメージをつくりやすくなります。 - 完璧じゃなくて大丈夫
最初の画像が期待と違っても大丈夫。
試し彫りのつもりで、少しずつ言葉を変えながら、楽しんでみてください。 - 感覚的な言葉も大切に
「やわらかい」「温かみのある」「静かな」など、抽象的な言葉は意外にAIの表現に深みを与えてくれます。 - 具体的なかたちも使い分ける
「細かい描写」「幾何学模様」など、場合によって形を指示すると、もっと幅広いデザインがうまれます。
こんな言葉のやりとりを重ねていくうちに、AIがまるでパートナーのように感じられて、できあがった作品に自然と愛着がわいてくるんですよ。
ぜひ気軽に、AIとの共同制作の世界を楽しんでみてくださいね。
おまけ:プロンプト公開

このアイキャッチ画像の、最終プロンプトはこちらです。
Watercolor illustration. A Japanese woman in her 40s with short hair looks surprised as she browses the Amazon Kindle website in her favorite room. She is depicted from behind. Desktop computer.
水彩画イラスト。ショートヘアの40代日本人女性が、お気に入りの部屋でAmazon Kindleのウェブサイトを閲覧しながら、驚いた表情をしています。後ろ姿で描かれています。デスクトップパソコン。